刺激
浅井幸子『教師の語りと新教育』(東京大学出版会)を読了。大いに知的好奇心を刺激される。人が教師という仕事を引き受け、教師になろうとする苦しみを描いている。大正時代の実践の記録である。
ここには現代にも通じる実践の型がある。自分という存在を教育に奉げるという恐ろしい情念がどのように具現化していくのかを知ることができる。
教師になろうとして教師という役割に呪縛され、自らを追い込んでいく。教育者の恐ろしい情念にしびれる。
こういう実践論はあまりなかった。実践するとはどういうことかということは自分でも課題だと思っていたけれども、こんな形で研究することができたのか!と驚く。
私は研究ではなく、実践をしながら考えていこうという道を選んだけれれども、同じような問題意識を持っている人がいることを知ることは勇気の出ることである。
近所のタイ料理にて夕食。子ども用に辛さをアレンジしてくれる。サービスに好感が持てる。味も良好。辛さは大好きだけれども弱いのが困ったものだ。最後には歯医者で麻酔を打たれたみたいに口腔内が痺れている。明日のお尻が心配である。