Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

浴びるように

eureka742006-07-01

 映画をみました。金曜日を休暇にして気になっていた作品を一気にチェック。『やわらかい生活』『バッシング』『キングス&クイーン』の3本。さすがに疲れましたね。

 『やわらかい生活』は『ヴァイブレータ』からきちんと進化している作品になっていたと思います。非常に抽象的な作品だなというのが印象です。〈性〉を超えていく共同性を描こうとしているこの世界に共感しましたね。個人的には主人公がラーメン屋で一人で餃子とラーメンを食べているシーンがよかったですね。うつ病という設定はなくてもよかったかなと思います。
 『バッシング』はあまりに痛々しい作品です。この監督のなかの最高傑作であることは間違いないです。こういう主人公ってたくさんいますね。それがコンビニのおでんのシーンに凝縮されていたように思います。だれでもが規模はちがうにせよこういう転倒を生きているということを伝えているように思いました。
 『キングス&クイーン』。アルノーデプレシャンの最新作。この人の作品は簡単に言語化させないのが魅力。いつも思うけれども生きているが映画になっていると率直に思います。

 生まれてはじめてのボーナス支給。社会に組み込まれてことによってしか賞与はもらえない。これが社会人ということなのかもしれないですね。全然慣れそうもないです。3年間だけの奇跡だと思ってちゃんと生きていこうと思います。