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突然の配置転換の打診を受けました。便利に使われているだけです。これはこれで受けますが、この組織は人を活かすことはないということをはっきり自覚させられる一日でした。結局誰も守ってくれないのです。
私は実存的に自分への試練だと変換し、飲み込み、新鮮な気持ちで新しい場所へ飛ぶつもりですが、この組織に自分を壊されてしまわないように気をつけないといけないと思いました。
滅入った気持ちで自宅に戻ると、投稿した原稿の不採用通知を受け取りました。学術的な価値がないとばっさり切られていました。現場の最前線を書いたつもりだったのですが、アカデミズムとは相容れないみたいです。実務とアカデミズムの断絶をはっきりと感じさせる結果です。もうこれからは自分からはアカデミズムの方にはいかないと心から誓いました。これは敗北でもありますが、自分の残された時間をどのように有効活用するかという合理的な判断です。自分が本当にやりたいことだけをやるということに尽きるのではないかと思います。そして、実践はアカデミズムでは論じきれない豊かな世界なのだと思います。私は実務の側から言葉を紡いでいくべき人間なのです。そして私はアカデミズムの言葉ではない言葉で、現場を語りたいと思いました。
現場とアカデミズムとの間には深くて真っ黒な大きな溝があるんだなと思います。
もう近寄りません。