Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。


 時間休暇を取得して、職場そばの映画館へ。平日の昼間だったこともあり、余裕が座ることができました。これくらいゆったりとした空間で映画を観ることができるのが嬉しい。


 この作品は、音楽と画面の強さで一気に魅せるミュージカル映画です。1990年代初頭に『美女と野獣』がディズニー映画のエポックメイキングだったように、この作品は同じくディズニー映画の歴史を更新する作品になったのではないかと思います。これからこれを原作として演劇やアイスショーがたくさん生産されるにちがいありません。ビジネスのプロトタイプとしても成功しているように思います。


 物語的にはもう少しまとまりがほしいところですが、ルイサの閉じ籠ることによって、自分を発見し、それで止まることなく、他者へ向かっていく人物像は完全に現代的な主題でもあり、現代を生きる大人の女性を強く意識した演出になっています。


 ここまでの強度をもった作品は広く普及するに決まっているわけです。

 Let it goの日本語訳が、「ありのままで」でいいのか問題は残りそうですが、2014年を語るときの一本になることは間違いないと思います。