実践と論理の調和
- 作者: 湯浅誠
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/22
- メディア: 新書
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憲法25条を保障するための生活保護制度を守るためには、福祉事務所の面接受付を民間委託するしかないと思います。いまの制度は「なるべく支給しない」という考えに基づいて運用されています。「なるべく支給する」という発想を組み込まないかぎりだめです。これは生活保護だけではなく、福祉行政全般にいえることです。行政権限とソーシャルワーク(援助)を分離することが鍵だと思います。
この著者がやっていることはまさにソーシャルワークそのものだと思いました。ソーシャルワークは語るものではなく、実践するものだということを教えてくれます。