まだまだ続いていく
青山真治『エンターテイメント!』。新作の小説集。4編からの小説から構成されているが、微妙に相互に連関し合っている。〈女〉の描き方がとても抽象的であるけれども、とてもエロティックである。これまでは〈男〉を具体的に書いてきたけれども、〈女〉を執拗に描こうとしているように思える。新作の『サッドヴァケイション』の健次の母がどのように描かれているのかを注目しなくてはならないし、いまだ公開されることのない『こおろぎ』もまた〈女〉の映画だと思われる。
まだまだ青山真治の物語世界は続いていく。どこまで続いていくのだろうか。しっかり追いかけていきたい。
本日は母の日。実家へ。自分の部屋だった部屋に寝そべる。これまでの道はよかったのか。これからどこに行くのかを漠然と考える。その後家具屋へ。息子の学習机をチラ見。いいお値段がする。でもよくよく考えると机を置く部屋のスペースがないのではないかと思われる。いよいよ引越しを真剣に考える時がやって来たのか。気が重い。
そんな思いを抱きながら新しい週へ。