最前線に立っているという自覚
神経をすり減らす対応が続いています。これまでにはなかったような相手との詰め将棋のような展開です。でもこれから時間が進むにつれてこういう対応が絶対に増えてくるに違いありません。日々の対応がその後の道となるような最前線にいるのだという自覚を持っていようと思います。それが偉いとかそういうことではなくて、この過程こそが次につながっていくという思いをもって対応をしたいということです。前例主義の役所のなかでは異端かもしれませんが、これが現実だろうと思います。
村瀬学『自閉症』(ちくま新書)を読了。久しぶりにスリルを抱く。最近は文芸評論や抽象的な思想が多かっただけでにちょっとだけ距離を置いていたのですが、自分がいた現場から立ち上がってくる情熱を感じました。それぞれの現場でこういう声がもっと上がるべきだとも思いました。それが実践を豊かにすると思います。著者にはもっとこういうことを書いてほしいとも思いました。そして自分のフィールドでもこういうことを残していかなくてはいけないとも思いました。現場で奮闘している人には必読の書です。