児童福祉司の国家資格化を考える①
断片的になってしまうかもしれませんが、児童福祉司の国家資格化を考えてみたいと思います。
私は実務者ですから、そこを発信するのが一番誠実だと思いますし、読み手のみなさんにも届くのではないかと思います。
というのも、人が足りないとか言っても、実務者である私にはどうすることもできないからです。それは国会レベルの話になります。それを叫ぶことはいくらでもできるのですが、それはそのポジションにいる人がやってほしいと思います。
その論陣は否定しませんが、現場からしかできない発信もあるかと思うので、基本的に私はそのポジションから論じたいと思います。
児童福祉司に求められる基本的な能力は何だろうと考えてみます。すごく具体的に考えてみます。
私が考える基本的な能力は、一つ目としては、「電話応対力」だと思います。事務所はいつも電話が鳴り続けています。そして、電話でのやりとりが無数に行われます。一日最低でも10本以上は電話での応対があります。
相談者や関係者とのやりとりにおいて、電話というのは大事なメディアです。
電話のやり取りのなかで、相談者の不安に巻き込まれて長時間の電話になってしまうことや、極めて淡々と事務的にやり取りをし過ぎたために相談者の不安や不満を引き出してしまうことなどは日常的に起こることです。
当たり前ですが、電話は顔が見えない声だけのコミュニケーションです。そのことのメリットとデメリットを考えないといけません。
出勤の時間が近づいてきたので、この続きはまた書きます。