2012-12-15 ■ 解 (Psycho Critique)作者: 加藤智大出版社/メーカー: 批評社発売日: 2012/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (11件) を見る書いてある内容自体は非常に内省的だし、理解はできるけれども、読者である私には響いてこない。本来なら文章から立ちこめる情緒がまったくない。モノローグなんだと思う。そして、このモノローグこそが彼の孤立感の根本なんだろうし、いくつかの要因が重なり合うと、悲惨な事件にまで行ってしまうのだろうと思う。彼の存在を深く規定しまっているこの孤立感こそを読み取られなくてはならない。