東京大学という記号
天気が不安定だ。曇りだと思っていたら午後から晴れるし。コインランドリーで衣服を乾燥させてしまった。ふっくらしているので気持ちはいいけれど、損をした気分になる。
『受験のシンデレラ』。映画監督を目指してたという現精神科医による作品。少女と塾講師の出会い方に工夫が必要なのではないかと思う。これまでの映画のなかでたくさんの出会い方があったのだから。そうしないと塾講師があそこまで入れあげる奇跡を受け止めることができない。
受験と勉強は違う。この作品は「受験」を扱った映画だ。徹底した合理主義を突き詰めていくところに「受験」の醍醐味がある。勉強とはおそらくその逆で、一人ひとりが納得できるまで行く非合理主義の産物なんだろうと思う。「受験」と「勉強」は一緒ではないということを「勝ち組」がしっかりと訴えることが大切ではないかと思う。
それにしても「東京大学」という記号は強い。その記号を置くだけで物語が作動していく。日本人の心に深く埋め込まれた記号である。これからは親としてこの記号の魔力に幻惑されるに違いない。
区長選挙。現職の圧勝だと思う。もう一期託してみようと思った。