休日出勤

　昼過ぎから出勤。２時間ほどの面接を実施する。冷静な話し合い。でも先はまだ長い。この場では冷静であっても、家族のなかでは冷静でいられない。対の病。

　昨夜息子と遊んでいると、眼鏡のフレームが折れる。本児は修理をやっておらず、テープでとりあえず修復。

　寒い日が続く。どうもお腹が冷えるみたいだ。

　四方田犬彦『日本映画と戦後の神話』。この書き手の文章からは知的興奮というか抑圧を受ける。寅さんがなぜ日本社会で受け入れられてきたのかを分析しているのが大変興味深い。無時間性という概念に説得される。昭和３０年代を回顧する作品もこの概念で説明できるのかもしれない。

　アジアのなかの日本という視点から書かれる映画史。最新作にいつも興奮させられる。まだまだ知らないことがたくさんありすぎる。

　日本における在日韓国朝鮮人をめぐるフィルム分析をいつか読んでみたい。