リスクを背負って進む
昨日は70人程度の宴席に参加。この人たちの多くは公務員として定年まで身分を保証されていて、自分とは決定的に違っているということに愕然とする。
結局私は5年後はどうなっているか分からないというリスクを背負って日々を過ごしています。この違いって決定的だと感じています。民間にいれば当たり前のことかもしれないけれども、同じ職場のなかで下部構造がまったく違っている人と仕事しているという事実を見つめ直しました。公務員の世界にもそういうリスクを導入すべきじゃないですかね。組合に守ってもらいたいって全然思わないですもんね。
私の独断では、リスクを背負わないでいい仕事はできないんですよ。何かに守ってもらっているうちはダメなんじゃないかと思っています。そうしないと生きていけないとか家族を養えないとかそういう状況をそれぞれが抱えていることは事実だし、それを否定しようとは思わないけれども、「この人たちには絶対に同化しない!」と硬く心に刻みました。
そういう瀬戸際をいつまで歩いていくことができるのかは分からないですけどね。
根岸吉太郎『雪に願うこと』シネセゾン渋谷。伊勢谷友介の声がダメだった。画面と声との間に違和感あり。今回の配役のなかで一人だけ浮いているような印象あり。それが狙いなのかもしれないが。軽やかではない競争馬たち、そこで生きている人たち。ラストの坂を駆け上がるシーンで涙が出ます。