2014-04-18 ■ 久しぶりに恐ろしい映画を観た。映画を観ることで世界への見え方が変わるような強度を持った作品だ。 インドネシアの英雄たちが、自身の英雄譚を映画化することで、自分たちの加害性をあぶり出す。この作品の監督は、おそらく一度も主人公たちを糾弾することはない。ただ映画を撮ろうという誘っただけだ。 しかし、その過程を追ってくと、主人公たちが自身を責め始める。そして最後には、英雄でもあったが、加害者でもあったという分裂した現実に対して嘔吐する。 本当に凄いドキュメンタリーを体験した。