Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

ブロークンフラワーズ

eureka742006-05-14

 ジャームッシュ『ブロークンフラワーズ』シネマライズ。土曜日の1回目。3割程度の入り。ジャームッシュってメガヒットをするような監督ではないのかもしれない。
 ジュリーデルピーを久しぶり画面で確認。加齢具合はかなりいい。

 誰もが差出人である可能性があるという展開は、芥川の『藪の中』を思う。『ゴーストドック』も『葉隠』がベースだったように思いました。ビル・マーレイの佇まいだけでここまでひっぱるのはすごいですね。ジャームッシュって、動かない映画ですよね。アクション好きの私としては物足りなさを感じますね。でも次も劇場へ行こうと思います。

 見田宗介社会学入門』に刺激されて、湯浅博雄バタイユ』を購入。序章を読み始まる。まずは解説本ですが、すごいです。久しぶりに一文ごとに刺激されます。原書へいきたいという欲望が出てきています。自分の考えていることをもしかしたら考えていてくれたかもしれないという快感が、思想書の喜びですよね。いい本に出会うと、嬉しい気分になったり、アイデアが沸いてきたりします。そういう感じの本です。