Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

 本日も病気のために仕事はお休みしました。熱は収まってきましたが、咳とダルさが抜けません。


 無理はしないために今週いっぱい休むことにしました。ぶり返すのが怖いので。


 10月からは人を削られてしまうので、ハードなシフトで半年駆け抜けないといけません。ここでしっかり立ち止まって、心と身体を整えようと思います。

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)

 いま一番メディアで目立っているソーシャルワーカーの著作。高齢者の現実を整理し、福祉を中心とした社会改革を訴えている。


 福祉の向上を訴えている人は、国の責任を問う。でも国とは誰か。厚生労働省なのか財務省なのか内閣総理大臣なのか。内閣総理大臣を間接的に承認した国民なのか。訴えるべき対象をはっきりさせない限り、いつまでも事態は動いていかない。でもね、国という生き物は、こうやって責任を引き受けないことを生命の基本原理としているんだ。


 ソーシャルワーカーとしてのソーシャルアクションとしては、素敵な作品だとは思うけれども、福祉は官僚制と向き合っていかないといけないのだろうと思います。