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　これは極限状態に置かれた人間のドラマである。戦争反対とか強いメッセージがあるわけではないけれども、この極限状態から観客は必ず何かを感じ取るのではないかと思う。

　個人的には、このような極限状態が再び襲いかかるとは思わないけれども、違ったありようで、違ったかたちで極限状態には追い込まれるのではないかと思う。

　
　ちょうど７０年前にこれに近いことが現実にあったということをしっかり記憶しなくてはならない。