Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

シモキタトナリという実践

 小田急世田谷代田駅から歩いて数秒のところに「シモキタトナリ」という小さなカフェが開店しています。平成27年6月に開店したということなので、4ヶ月が経とうとしています。http://simokitatonari.shoehorn.jp

 

 このカフェは一見どこにでもあるような小さなカフェですが、スタッフが元児童養護施設施設職員という興味深い背景を持っています。

 

 代表の方の話を聞くと、カフェとして自立しながら、福祉的な援助も展開したいという強い思いを持って、事業を興したとのことです。たとえば、家に引きこもってしまった人が、外出して美味しいランチを食べに、シモキタトナリにやってくる。そこに福祉的な配慮ができるスタッフがいる。そういうイメージを具体化するためにこのカフェはオープンしました。

 

 いわゆる福祉です!という看板を出した居場所はたくさんありますが、普通のカフェと変わらない佇まいのなかで、福祉的な援助をソフトとして持つカフェはまだ多くはないのではでしょうか。

 

 この実践が成功するかしないかは、私たちが、この実践を面白いと思って来店し、店員さんたちといろんな話をしながら絡んでいくことではないかと思います。

 

 提供される食べ物も手作りの美味しいものばかりです。

 

 地域の居場所として定着していくことを願うばかりです。