Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

1)電話対応力

 仕事に気力を奪われており、テキストを書く気分にはならないのですが、少しだけは書いておこうと思います。

 

 前回指摘した「電話対応力」についてです。電話対応にはその人のコミュニケーションそのものが現れると言っても過言ではありません。不安が強い人は相手に不安を呼び起こすことになりますし、ひそひそと話をする人は、相手との密なコミュニケーションを呼び起こします。これは自身の特性でもあるので、それ自体が悪いということではあありませんが、自分自身の声の質がどのようなものであるのかを自覚することは大事なプロセスだと考えます。

 

 そのためには自分の声を繰り返し聴くことが必要です。心理臨床の現場ではセッションにおける自身の発言を録画したり、その発言の逐語録をおこすということが行われることがあります。児童福祉司にも同様のトレーニングシステムが必要だと思います。これだけで電話対応力はかなりアップするはずです。

 

 ダイエットをしたい人が、毎日体重計に乗って、自身の体重を客観的に確認することに似ているかもしれません。自分自身の声が非常に防衛的であったり、独りよがりであったり、説教的であったりすることを自覚することが大事だと思います。