Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

 里親委託の実務の一場面の当事者となる。里親推進とか言っておきながら、結局は選ぶ側は無難な方向へ落ち着こうとする。こんなことをやっているうちは絶対に普及しないですよ。選ぶ側の家族像が狭いんだもん。施設と比較して里親を持ち上げるよりも、こういう実務の現場を一つずつ変えていかないとだめだと思う。


 一見無難な里親に託しても、親子になっていくことは大変なことだ。それをいかにサポートして援助するかが本当の仕事なのに。選ぶ側はそんなことはおかまいなし予断と偏見で自分の家族像を投影する。


 当事者ではありましたが、なんだかそういうシステムに結局は絡めとられているんだなと思って、不思議な気分になりました。