Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

先生と私

先生と私

 佐藤優の自伝的小説。彼がいかに先人たちに愛されて、目をかけられて、育ってきたのかを知ることができる。私とあなたという濃密な対幻想のなかで、人は影響を受けて変化していく。これは漱石の『こころ』と同じモチーフだと思う。彼の知への意志は、先人たちの温かい環境のなかで育まれたのだろうと思う。その土台があるからこそ、より遠くまで向かうことができる。