Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

 これは愛着とは何かを考える絶好のテキストである。取り違えという不可逆的な不幸を先にある愛着という課題。大人側が子どもたちを受け入れて、子どもたちからのメッセージに耐えることができれば、そこで子どもたちは安定することができる。それができなければ、子どもは安定することはない。


 子どもを自分の環境のなかに位置づけて、そこで守ること。それが愛着の絶対状態だと思う。片方の家にはそれがあって、もう片方の家にはそれがなかった。その差は決定的に大きい。


 翻って、自分もまた中途半端に現場から逃げ去ってしまったから、声高に主張はしたくはないけれども、愛着というのはしぶとさなんだろうと思う。


 愛着を考えるグッドテキストだった。