Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。


『キッズリターン』のその後の世界。20代のシンジとマサルの物語だ。前作を超えることはないことは分かっていても、『キッズリターン』に打ちのめされた人は絶対に観なくてはいけない作品なんだろうと思う。

『再会の時』を観ることによって、『キッズリターン』のキレの凄さを改めて再認識するのでありました。編集、音響、音楽、間の演出。すべての切れ味が素晴らしいのだと思います。北野作品は「間」を撮っているのだと思います。目には見えない「間」を描いているから、私は惹かれるのだろうと思います。この作品にはシンジとマサルの「間」がないのです。ただ久しぶりに会った級友程度にしか表象されていないのが本当に残念です。