■
- 作者: 中島岳志
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/03
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
個人的にはとても分かりやすい事件だと思う。母子関係決定論にあまりにも依拠し過ぎるのはどうかと思うけど、やはり母との関係性が、彼と世界の関係性を決定づけてしまったことは間違いないと思う。
母が虐待的であったとしても、では父はどういう存在であったのか。母は加害者でもあり、被害者でもあるのではないか。母を責めても何も生まれない。加害と被害はぐちゃぐちゃなままだ。