Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

無自覚な跳躍

子どもの最貧国・日本 (光文社新書)

子どもの最貧国・日本 (光文社新書)

 どうして現場の人が問題を論じると急に大きな話になるのだろうか。社会的コスト論を一斉に訴えるその姿に違和感を覚える。この業界へ予算措置は充実してもいいとは思うけれども、それは政治の話だと思う。実務家が無自覚に政治的なメッセージをしていくことへの抵抗だと思う。

 先輩ソーシャルワーカーとして留学をして勉強したこと自体は尊敬すべきことだと思う。アメリカ留学記念のレポートとして押さえたほうが慎ましく、美しい作品になったのではないかと思う。

 何かの奇跡が起こって、奇跡的な予算措置がなされたとしても、この問題が霧消するわけではない。実務家は事務家としての問題をしっかり立てていくことが大切ではないか。

 無自覚な跳躍がどうしても気になってしまう。

 夕方スイミング終わりに三宿中国茶店へ父子で行く。本場のウーロン茶を頂戴する。市販されているウーロン茶がいかに薄められていて、そして焙煎されすぎているのかを体感する。本当に深い世界である。この茶葉はお茶漬として食すことができるとのこと。長女の出産内祝はこれで決まり。

 夜は茶葉茶漬け。塩昆布との相性がよろしい。