論外

　めぐろＳＵＭまつりに初挑戦。11時過ぎに会場に着いたときにはサンマに辿り着くための時間が二時間半。

　ずごい行列だし、整理券もないし。論外であることが一気に判明する。事前調査が必要だった。息子もすんなりと気分を切り替えて、権之助坂下の勝丸にてしょうゆラーメンを食べる。色の濃いスープだが、魚の風味がとても美味。自宅へ戻る途中に中目黒「ＨＩＧＡＳＨＩＹＡＭＡ」にて和菓子を購入。繊細な味。ずんだもち美味。

　夕方前には区民プール。息子は激しくボビングを繰り返している。ビート板を使って25メートルは泳げるみたいだ。客のなかには、親が子どもを激しく指導している姿が複数があるが、水泳が嫌いにならないといいけれどと心配してしまう。

　『20世紀少年』一気に読了。あしかけ8年にわたる連載だったらしいが、終わり方がやや尻つぼみ。歌が世界を救うというのはいいとしても、どうして世界を破滅させなくてはならなかったのかというところがもっと描かれてもいいのかもしれない。

　疎外された者のルサンチマンは一生消えることはない。それは世界の破滅まで行ってしまうかもしれないという発想がとてもよいと思った。子ども時代に受けた影響というのはよいことも悪いことも人生を規定してしまうのだ。さてこの人生論を映画はどう描くのだろうか。原作を読んでしまった以上、第2章のハードルは上がってしまった。

　就職試験の結果がやってくる。内々定を頂戴する。次年度に向けていろんなことを考えていかねばならない。