マサオ・ミヨシ×吉本光宏『抵抗の場へ』洛北出版。
ある対談集をようやく読み終える。日本で生まれ育ち、アメリカで活躍する英文学者のお話。
筋金入りの学者であり「知識人」である。知識人はたくさんいるけれども、この人は本当の知識人だと思う。
知の在り方をめぐって大いに刺激を受ける。自分のうっすらと考えてきたことはそんなに間違っていないのだろうと思いました。でもそれを実践し続けるというのはまた別の話。いまの職場で戦おうとは思わない。それは逃亡ではなくその甲斐がないからだ。
知識があろうがなかろうが、誰も皆、自分の生活を真剣に考えるべきであり、そして、何か挑むべきものがあるなら、挑むべきであると。