語ることの過剰
息子の体調回復を一番にした週末。自宅で天ぷらを揚げました。それなりに楽しかったのですが、やっぱりお店で食べるものではないかと思われます。
「いじめ」報道。私がかって論文で書いたように「子どもの自殺」件数は大して増えていないけれども、それを論じるほうが過剰になっている。それだけのことです。子どもを論じる過剰があるだけです。それは子どもと向き合ったりかかわったりする知とは別物だろうと思います。なんの生産性のない議論がいろんなとこで弾けて、みんな疲れて忘れてしまう。こういう醜態が繰り返されるだけだろうと思います。だから黙って自分の感度を上げることだけに集中すればいいのです。子どもや他者と向き合うのは自分なんですからね。
吉本隆明『甦るヴェイユ』。一気に読了。孤高の思想家を知る。現場に適応する快楽みたいなものにいかに抗することができるのか。そんなことを思う。私は身体症状まではいかないのでまだやっていけるのかもしれない。