Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

ひとり文化の日

 今年最後の夏休み。個人幻想を満足させる日とさせて頂く。朝一番で歯医者。詰め物が金属になった。歯って人のいきざまがモロに出る場所なので個人的には気にしている。なので痛くなる前に手を打つことにした。

 昼前から夕方まで映画のはしご。『楽日』(ユーロスペース)と『太陽』(新宿ジョイシネマ)。どちらもいわゆるアート系の難解な作品。どちらも難解ではなく見ごたえのなる画面になっている。特に後者はロシア人による文化人類学という趣である。日本古来のこのフィクションがいかに強大で拘束力のあるものなかがよく分かる。そのフィクションを生きている人たちよりも、そのフィクションを信じたい人たちのほうが重要なのではないかと思う。国家君が代問題にしても同様の論理が適用できないだろうかとも思った。

 夜は読書会。2ヶ月ぶりに幸せな時間。2ヶ月この空間にいないと気分が滅入るし、弱気になっていた自分がいた。やっぱり自分の感覚を大切にしていこうと再確認。元気が出る。ウィニコットが書いた3行の文章をめぐって4人で大いに盛り上がる。

 そんなわけで自分のためにだけに時間を使いました。1ヶ月に1度くらいこういう時間を確保しようと思いました。