だめだ、

　久しぶりに映画館のはしご。

　アイスランド映画祭と『好きだ、』の２本。前者は応援したくなる企画。うまく足を運べていない。フリドリクソンの『春にして君を想う』以来贔屓にしている国だけに嬉しい。今回はヴァイキング映画を１本。日本の時代劇みたいなもんですね。作品名に関係なくただ浴びるように観ていたいと思わせる企画ですね。

　『好きだ、』。満員の入り。感想はタイトルにある通り。期待した分だけガッカリさせられました。「好き」という言葉言えないことを映像化するのに、男女二人をモジモジさせておけばいいのか。１７年ぶりの再会っていうのはあんなにあっさりと描かれるものなのか。疑問ばかり浮かんできて冷めてしまいました。ラストも全然ダメだったし。役者の問題というよりも演出の問題があるかな。リアルそうな会話だけを延々と聞かされるのはつらい。
　宮崎あおいの白いソックスがとてもよい。ＮＨＫの連ドラ観たい。

　『陰日向に咲く』読了。好きな世界です。北野武の世界に近似していますね。この作家は映画をたくさんみていると思いました。読みながら『マグノリア』のことを思いました。映画を撮ったらけっこういい作品になるのではないかと思います。次の作品も読んでみたいと思わせる何かがありました。芸人って過剰さを抱えていないとダメですね。それが笑いを生むんだろうと思います。過剰さを抱えている芸人になぜか共感します。