Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

エリ・エリレマサバクタニ

eureka742006-02-04

 久しぶりに家族三人で休日外出。息子のリクエストで東向島にある東武博物館へ。寒いこともあってか非常にすいている。シュミレーターも待たずにできた。幼児には適当な広さで息子は意味もなく駆け回っていました。

 そのあとにコーヒー豆を購入。そして、そのご近所にある田舎料理のお店でそばを手繰りました。はじめてではとても入りづらい雰囲気のお店なのですが、勇気を出して突入しました。老夫婦が二人でやっている飾らない雰囲気にやさしいおそばを食べて穏やかな気分に。このあたりの人って、万人向けに商売をしていないという点が独特です。それが下町のよさなのかもしれませんが、コーヒー豆の店の雰囲気をあまりも似ているので考えさせられました。息子もガンガン食べていました。息子は正直なのでおいしいとガツガツ食べます。

 夕方は母子を自宅に残して、待望の『エリ・エリレマサバクタニ』へ。公開第2週で100人程度。とにかく「音」の映画。爆音が鳴り響いている。作品についてはもう一度見ないと言葉が見つからない。目ではなく、耳の感覚が研ぎ澄まされるような気がする。劇場を出た後にビルのなかで重低音で響いているいろいろなノイズが耳に残るようになっている。
 生きている意味とか無意味とか、そういう次元を突破するために「音」はある。その次元と触れ合うことができたものだけが生き残ることができる。それぐらい意味という病が根深いものだということをこの作品は語っている。浅野君の風貌がイエスとダブって仕方なし。