Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

不思議な時間

 結局午前中は出勤。所内をいろいろと調整しました。そしてまた怒られました。いつまで怒られ続けるんでしょうか、私は。怒りというのは人の視野を制限するのではないかとつくづく思います。怒っている人には反論しないこと。怒りは私の問題ではなく、怒った本人に問題があるのだということ。

 午後は『スティーヴィ』の試写その2。それでもやっぱり泣けます。彼の無邪気な振る舞いとみるとなぜか泣けてきます。彼が生きているリアリティをどこまで感じることができるのだろう。彼が罪を犯したという事実はあるけれども、それは彼の一つの現実でしかないわけです。それ以外の現実をみようとすることが大事だということをこの作品は伝えているように思います。それ以外がこんなに豊かであることをわれわれは感じるべきなんでよね。そうしないと暴力の連鎖はとまらないです。

 そのあとの飲み会にも参加。いままでに会ったこともない業界の人ばかりでしばし呆然とする。どんな世界でもやっぱり鋭い人はいるし、自分は自分の言葉で話をすることが大切なんだと思いました(一人よがりにならないように)。とても新鮮でしたし、不思議な感覚でした。しっかりとコミュニケーションをするにはそれなりの度胸が必要だ。

 そのあとに宣伝について作戦会議。自分が言えることはきちんと言っていこうと思う。とにかくこの作品はひとりでも多くの人に届けられるべきだと思うので。いろんな反応はあって当然。それゆえに映画が豊かになっていくのだろうと思います。