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久しぶりに演劇を観ました。ネグレクトが主題になっているということでパトロールをする気分での鑑賞です。
演劇の濃密な空間はやっぱり苦手で、大声を出したり、叫んだりするのにどうしても馴染むことができません。直接的な刺激が身体にやってきていて、とても疲れました。これを楽しいという人もいるかもしれませんが、私は正直苦手です。
お話自体はとてもよいと思いました。ネグレクトされた三人が母の帰りを待つというのは『誰も知らない』の設定によく似ています。しかし、今回はきょうだいが公的に保護されないようにサバイバルするというのが話の軸になっています。
イギリスのお話を日本人がやるということ自体に無理があるわけで、日本を舞台に置き換えてもいいんじゃないかと思いました。
でも演劇ってそういうものなのかもしれません。
否定的な言葉が並びましたが、表現ということについていろいろ考えさせれました。そしてネグレクトをフィクションとして扱うということの困難さについても問いをもらったような気がします。映画とは違う感性が揺さぶられるような時間でした。
無理して観に行ってよかったです。