子どもを持つ家族の機能の一つは、子どもを保護し、適切に監護することだと思う。
今日出会った家族はどれもその点が危うかった。
では、だからといって、子どもをその家族から分離すればいいのかと言えばそういうことではない。
家族の弱さと強さを同時に把握して、強さをさらに強くするような働きかけができないかを考える。
語ることのできない子どもたちの代理人として、大人たちにメッセージを届ける。子どもと大人の間にいるメディアみたいなものだと思う。ソーシャルワーカーが入ることによって、そこに潜在空間が生まれる。これが援助の原形ではないかと思う。