Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

ダイエット戦略

 いろんなことを書き散らしていますが、ここはnoteなので、アイデアの種を書き残しておこうと思います。

 

 児童相談所の機能強化が国レベルで議論されていますが、その前に機能のダイエットをするという議論をすべきだと思います。これ以上の重さを増やしていくという方向を封じなくてはいけません。

 

 まずは内部にいる者であれば、誰でもが理解してくれるはずであろう。療育手帳の判定等です。これを児童相談所の業務から外して、区市へ移管する。これだけでもかなりのダイエットになります。その分児童心理司がケースへの対応に向かうことができます。

 

 児童と障害というそれぞれの縦割り意識があるのかもしれませんが、まずはここを切り離す必要があります。これだけでかなりすっきりするはずです。

 

 あとは保護者に相談の意志がある案件については、基礎自治体で対応する。児童相談所は通告のみに対応する。これでさらにすっきりします。

 

 現状広域自治体でも基礎自治体でも受理をするという二重行政の無駄が日々生産されています。本当に無駄です。そして、その間で担当者同士は神経をすり減らして、不機嫌なコミュニケーションを繰り返しています。

 

 これは担当者の能力の問題ではなく、OSが機能していないのだと思います。処理する情報や相談数が多い訳ですから、よいOSをインストールしないその処理が追いつけません。

 

 エラい人たちがそういう意識で議論をすることを願うばかりです。