Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

児童福祉司の国家資格の件

 厚生労働省児童福祉司の国家資格を言い出しました。

 

 いろんな意見があると思いますが、私は賛成します。児童相談所の構造をバージョンアップしていくためには必要だと思います。

 

 官僚制のなかで格を上げていくためにはこれしかないのだろうと思います。

 

 でも大事なのは、資格と能力の中味です。ソーシャルワーカーとして十分な働きをするためにはどんなことが必要なのか。

 

 論をしっかり貼るべきかなと思いますが、やるのであれば、医師や看護師と同じくらいまでの社会的地位を設定すべきです。それに見合う研修や倫理は必要ですが。

 

 ソーシャルワーカーにとっての社会診断は、医者の医学診断と対等なものです。 そういう位置づけをしないといけません。

 

 いま日本には3000人くらいの児童福祉司がいるはずですが、この半分くらいが資格を取れないくらいの厳しいハードルを設定してほしいです。

 

 あとは、児童福祉司フリーエージェントシステムが欲しいです。自治体それぞれの因習を乗り越えて、児童福祉司が自治体の縛りを超えて活躍できるようなシステムがほしいとです。そうしないと自治体の因習を専門性と錯覚する人たちが増えてしまうと思います。

 

 この件については、しっかり論陣を張るべきかなと思います。

 

 まずはキックオフしました。