次はどこへ向かうべきなのか
児童福祉司という仕事は他に比較のしようのない特殊な仕事だと思います。困難と苦悩と喜びを同時に感じることができる仕事だと思います。
その仕事をそこそここなせるようになった時に、次はどこへ向かえばいいのだろうと考えています。
そのまま福祉司として現場でケース数を稼いでいくのか、マネジメントをする立場に向かっていくのか。それとも研究者になっていくのか。
私にはとってはどれも現実的ではあると思いつつ、心が今ひとつ躍りません。
ひとまず残り二十年程度の社会的なキャリアをどう刻んでいけばいいのか。役所の異動先を回るだけではつまらないし、現場を離れた高慢な研究者になりたいわけでもない。自分がなってみたいと思わせるモデルがあまりにも少ないのかもしれません。
限られた時間とエネルギーのなかで何ができるのか。仕事をこなしているだけでは満足できない自分との折り合いを感じる今日このごろです。