Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

セラピスト

セラピスト

 正直に乗れなかった。心理臨床の領域のことをまったく知らない人向けに書かれたものであるけれども、それで何を訴えたいのかがぼやけている。


 自分がクライエントになったり、日本の戦後の心理臨床の歴史を整理したりと、盛りだくさんではあるけれども、それ以上のものではない。


 正直期待外れだった。これから心理臨床を勉強したいと思う人にとってはよい入門書だと思います。で、そこから先に著者がどういうスタンスで心とかその臨床を捉えていくのかを読みたいと思いましたけどね。