Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。


『DOCUMENTARY OF AKB48』。すごいドキュメンタリーだった。西武ドームコンサートの舞台裏はまさに戦場だ。そしてAKB48こそが戦争装置なのだと思う。一人の少女が一生分に近いエネルギーを注ぎ込んで、AKB48という場で居場所を見つけ出そうとする。その一生懸命さにファンは熱くなる。その残酷さと儚さが本当にせつない。ファンだけではなく、今現在を真剣に生きている人が観たら、絶対に何かを感じるはずだ。それくらいに強い感化力を持った作品だと思う。

少年と自転車』。里親側の苦しみの演出をもっと濃厚にやってほしかった。自分のプライベートをぐちゃぐちゃにされたら、もっと混乱するはずだし、そんなに簡単に少年を受け入れることはできないと思う。里親がもっと混乱して、もっともだえて、それでも少年と付き合っていく流れがあればもっとよくなるのに。ちょっと甘いぞと思ってしまった。