Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

憂鬱な日曜日

 雨の日曜日。渋谷でぴっちりした水着を購入。プールにも行きたいけれども雨がひどいので断念する。

 とにかく憂鬱な気分になる。そんなわけで黙々と読書を。

福祉がいまできること―横浜市副市長の経験から

福祉がいまできること―横浜市副市長の経験から

 前横浜副市長の奮闘記。地方自治体において福祉に最も力を入れた場合にどこまで何がやれるのかということの実践集みたいだと思った。天下国家を語る人たちが語る福祉というのはどこか「慈善」の雰囲気があるけれども、子育て支援をしっかり社会に根付かせようとする政治姿勢はとてもいいと思った。行政のなかで児童福祉を考える人の基礎テキストになると思う。この人が導いた体制のなかで仕事をすることになるだろうと思うと、不思議な気分がする。お役人へのカウンターパンチとしては成立しているけれども、役所の市民との協働というのは危うい概念であることを考える。そんなに簡単なことではない。