Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

原作の勝利

 面接を三件。うまくいくものをあればすれ違いもあり。まあ仕方なし。

 職場で仕事もなくグズグズしていると、どうしようもない孤立感に襲われる。精神衛生上も全く良くない。トップのダブルバインドな対応にも辟易してしまう。そこに入社3年目の職員に課せられたメンタルヘルスチェック。孤立感を見破られているのかと思ったけれども、3年目の人はみんなやるらしい。かなり正直に付けたので、精神科医師との面接ぐらいまでは行くかもしれません。

 夜は『20世紀少年』渋東シネタワー。最終回にもかかわらず8割がたは埋まっている。原作には全く触れていないのことがよかったのかもしれない。原作はもっと凄いんだろうとワクワクする。おそらく逆の順番だとマイナスの気持ちになっているのではないかと思う。漫画が持っている想像力の広さと強さに圧倒される。それにひきかえそれを映像化する映画側の演出はどうかなと疑問を持ってしまう。

 一つぐらいこれが映画だよ!このシーンは!!というのがあってもよかったと思うのですが、映画の強さを感じることができなかったのが残念です。特に主人公の姪が成長して登場するシーンは、最も躍動感が現われるべきところだと思うのですが、全然ダメでした。原作の力をなんとか映像化している感じが映画ファンとしてはちょっと残念でした。やたらアップが多い映画ですが、豊川悦史の身体の大きさと躍動感は異様でした。

 次回作を観たい!というよりも、原作を読んでみたいと思ったことがこの作品のすべてかなと思います。