Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

茶道のメタファー

 久しぶりの出勤。心も身体も仕事モードにはならず。いくつかの電話を失念してしまう。完全に家庭のほうにベクトルが傾いているので、どうにもならない。ジタバタせずに流れに身を任せることにする。

 とある打ち合わせに参加。いかに汎用性の高いものを作るのかが課題。抽象度が高すぎても、具体度が高くてもいけない。重箱の隅をつつくような議論にしないためには、目的を深く自覚することが何よりも大切なのだろう。

 帰路にて。渋谷紀伊国屋へ。現代思想吉本隆明』を購入。ここにきて発信量が増えていると思う。ご自身というよりも、吉本さんに触発された方の発信が目立つ。ロングインタビューがあったので思わず購入。その他新書などを数冊。

 夜ソフトボール決勝。6回の4番バッターの敬遠が勝因だったと思う。あそこで勝負したら絶対に打たれていたと思う。ミスをしたほうが負けるというのがやはり鉄則。堅守の美学を感じた。

 それに引き換え昨夜の野球。日本の野球を「茶道」にたとえてみたらどうか。茶室という静謐な空間のなかで展開される茶道というイメージはどうだろうか。一つ一つのプレーの質は高いし、きれいだけれども、相手にとっては窮屈な印象する抱かれてしまう。アメリカの野球はスタバみたいなイメージで対応させてみたらどうか。誰も気軽にお手軽に対応している。形式というよりは、勝てば(おいしければ)OKみたいな発想。

 日本はどうも「茶室」から出ていないような印象を持ってしまう。スタバのなかで「茶道」を展開しようとしているとでもいえるかもしれない。「茶道」は世界どこでも通用するんだみたいな感覚で試合をしているのではないか。勝負について考えると悔しいので、文化論のアナロジーを考えていました。

 とはいえプロ集団なんだから、明日から2試合楽しませてもらわないと困る。