Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

きみの友だち

eureka742008-08-10

 息子は母方祖父母と水族館へ。その間にシネアミューズ『きみの友だち』。モーニングショーにもかかわらず8割方が埋まっている。親子連れも目立つ。

 『ヴァイブレイター』以来、廣木作品はチェックするようにしているが、本作も快作だと思う。優しい視線というのをとにかく感じる。少年少女たちがあれやこれやと動き回るのを、すこし離れた場所で優しく見守っている。そんな映画だと思う。子どもとかかわる者たちもまたこんなまなざしで子どもたちを見守り続けることができたら、子どもたちは優しく育っていくに違いないと。カメラの立ち位置が映画の雰囲気を決定づけている。画面に溢れる優しい時間に打ちのめされる。いい映画だと思う。

 個人的な好みだけれども。心因性の近眼になる少女が一番よかった。そして、ラストで出てくる病院での先輩と後輩のモノクロ写真。これにはぐっときた。でも、あと20分短くてもいいんじゃないかと思う。

 オリンピック・男子サッカー。惨敗だと思う。点の動きが連動・躍動しないままに終わってしまった。これがいまのレベルなんじゃないかとも思う。足元を見つめて一つ一つ強くなっていくしかないんでしょうね。