Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

負い目

eureka742008-04-12

 息子学校生活初の週末。無理をせずにと思っていましたが、父子で入谷へ。コーヒー買いに付き合ってもらう。息子にもちょっとずつコーヒーを試してみようかと思う。

 『コーヒーに憑かれた男たち』(中公文庫)。伝説のコーヒー職人の評伝。コーヒーは人生を賭ける価値の飲みものであることを痛感させられる一冊です。文体がやや斜に構えていて、人物の凄みが死んでいるような気もしますが、コーヒーに命を賭けた3人の男たちのドラマです。コーヒーは「うまい・まずい」ではなく、「よい・悪い」という軸で語るべきというのが勉強になりました。

 夕方のプールもぼちぼち。待ち時間にポケモンを鍛える。

 夜にシネマヴェーラでマキノ特集へ。ずっと観たかった作品。任侠の生き方には全然共感しないですけど、生きていくということは何かを負うことであり、それへの返済こそが人生なのだと思う。負うことの連鎖が見事に描かれています。人は何かを負い、追い詰められたときにとんでもないことをしでかすのです。