Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

卒園式

 保育園の卒園式。絶対に泣いてしまうと思っていたけれどもずっと号泣状態。母子はほとんど泣いていないのに私だけぼろぼろ。別に息子の姿がよかったとか保育園関係者のスピーチがうまかったわけでもないけれども、とめどもなく泣けてしまう。父親の参加率もあまり高くなく、ほぼ一人泣き状態。妻からは距離を置かれる。

 この泣きの理由を自省してみると、もう二度戻らないという場に対するはかなさなのではないかと思う。もうそこには戻れないのだという不可逆性の現実が涙を誘うのではないかと思われる。

 5年間に渡ってお世話になった民間の保育園。公立の保育園のほうがいいなんていうのはお役人根性が言わせるだけであって、もっと安い賃金でいい保育サービスを提供している民間保育園はたくさんあります。若い保育士たちだったけど本当によくやっていたと思います。

 そのあとはパーティーに参加。荷重の妻は留守番。父子ででかける。父参加率さらにダウン。母たちはタバコを吸いまくって、赤ワインをがぶ飲みにしている。そんな醜態に耐えられなくなり、父子で脱出。いつものとおりのスイミングへ行く。集団に適応できないのはやはり遺伝かもしれない。

 恐ろしい事件が起こった。母の子への憎悪を強く感じる。しかし憎悪と愛情は表裏一体である。日本にはいろんな子どもたちがいて、大切にされたりされなかったりするのだ。その差はどこからやってくるのだろうか。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080315-00000031-mai-soci