Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

自意識過剰

eureka742008-02-16

 息子の保育園最後の発表会。緊張しまくっていて、声もほとんど出ていない。他の子どもたちにつられて動いている。バリバリ動かされても逆に困りますけどね。1歳からずっと見てきて、彼は彼なりに成長しているということを確信しました。親は絶対的な評価だけをしていればいいのだと思います。相対的な評価は社会(学校)がやってくれます。

 昼過ぎにはプール。これもまた相対的な評価をしたくなるのですが、ぐっと堪える。この堪えるという感覚がいま必要なのではないかと思います。親の快・不快だけでの言動は慎むべきだと思います。

 夜飯。あまりもので鍋。ポン酢をベースにしたダシ汁で肉野菜を煮込む。冷蔵庫のお掃除になりました。

 息子を風呂から上げてから、下高井戸へ。『童貞。をプロデュース』とりあえずの最終日に駆け込む。初めての劇場でしたが、とても雰囲気がよいです。映画を大切にしている優しい空間だと思います。劇場はほぼ満員。時間が経つにつれて評価が上がっている作品ではないでしょうか。

 内容自体は苦笑や爆笑の連続。最後の憧れの人物の交流のシーンはかなり感動的です。自意識過剰というのは自分にも大いに当てはまることなので他人事には思えない。

 自己と他者がぶつかり合うその瞬間をしっかり掴み取っている傑作なのではないでしょうか。

 自意識の過剰さから一つ一つ抜け出していくことが成熟するということなんだろうと思います。私はまだまだ彼らと同じで未熟なのです。どっちがいいのかなんて誰にも分かりません。

 2号君が運転中に戻してしまうシーンがあるのですが、そこで彼の意中の女性が「休んでいこうよ。どこかでじゃなくて、車を横に止めて。」という言葉をかけるのですが、これがあまりにも優しく残酷でした。