歴史と思想
前半は自閉症の歴史をしっかり整理してくれている。まだまだ浅い歴史しかないのだということを知る。
後半は自閉症の思想を展開している。吉本隆明の『心的現象論序説』から自閉症を解説してみせるところが見せ所。純粋疎外と原初的疎外の組み合わせで自閉症を読み解いていく。
こんなに勉強になって、考えさせてくれる本に久しぶりに出会った。嬉しい。
自分もこういう仕事を自分の現場から残せたらいいと思う。いろんな意味で刺激を受ける。
この本の思想的な核は吉本隆明にあるわけですが、それにしても吉本隆明の思想は恐ろしい。射程は途轍もなく広いのだろうと思います。
父子の体調が優れないこともあって、3連休は自宅中心。読書とDSでした。
台風の次には地震。まだ何かありそうな気がする。
個人的には最近お腹の調子があまりよくない。なのでもう寝ます。