Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

全部低気圧のせいだ!

eureka742007-07-14

 昨日から喉が痛む。倦怠感も強い。夜の出張もあったためにすぐに就寝。

 そして本日朝から医者へ。喉の腫れはひどくないとのこと。疲労と低気圧のせいにする。息子も同様の症状を呈している。うつしてしまったみたいだ。申し訳ない。木曜日の医療機関への出張が原因だと思われる。免疫が弱まっているときの出張は気をつけないといけない。

 そんなわけで自宅静養。読書に励む。『滝山コミューン1974』を一気読み。1974年前後の東京市部の学校と地域で起こっていた教育活動の記録。民主的な学校がいかに全体主義的であるかを見せつける。

 1974年は私が生まれた年ではあるが、私の小中学校との記憶と重なる部分も多く、過去を思い出すこととなり、気分が一層重くなる。自分たちが受けてきた教育がいかに「教師」本意であったということをもっと自覚すべきた。みんな教師が仕組んだ「班作り」に一生懸命に応えていたのだ。それが戦後教育と呼ばれるものの実態なのだと思う。民主的とか独裁的とかいろんなラベルは付くけれども、要するに自分の頭で考えて、現実を見ているのかどうかが勝負なのだと思う。

 教育再生が叫ばれているなかで、こういう貴重なドキュメントを読み返す余裕くらいはほしい。そうしないとここで記されていることとまったく同じことが再現されてしまうだろう。そうならないために必要なのは、自分で考えること、これしかない。

 他者を抑圧するようなコミューンはすぐに崩壊する。だから不可視のコミューンなのだと思う。