金・土曜日の出来事

　１６日。午前中は仕事。関係機関訪問。下高井戸にて昼食。空海というラーメン屋にてつけ麺。さっぱりした後味が印象的である。いまどきのラーメン屋は凝りまくっている印象を受けるが、そんななかのシンプルさを自分は求めているように思う。
　午後は休暇。新宿に出て『松ヶ根乱射事件』テアトル新宿。どこかでみたことのあるロケーションだと思ったら、義理の両親の別荘のそばでした。エンドロールで確認。内容は、みんな狂っているけれど、みんなふつうに生活している。私たちはスクリーンに展開される物語を単なるブラックユーモアとして片付けるかもしれないけれども、ふつうに生活している私たちだって、十分狂っているかもしれないわけで、そんな恐怖を感じずにはいられませんでした。
　夜は読書会。２ヶ月ぶりの参加。この会に参加するために１ヶ月の仕事を頑張っているような気がします。この場所が確保されていなかったら、私はあっというまに役人になっていたと思います。今後の就職先についての最新情報。心配な内容。縁があればつながっていくかもしれないし、縁がなければそれまでのことです。自然の流れに任せようと思いました。夜渋谷から自宅まで徒歩で帰宅。そんなことを考える。

　１７日。妻の休日出勤。妻の仕事の仕方は義理の父に似ている。遺伝に組み込まれているのかもしれない。私よりも絶対に仕事をしている。そんなわけで父子で過ごす。午前中は渋谷でムシキング。DSのレントン教授ソフト購入。やっぱりDSが一人一台必要だと思う。東横店で金沢物産展。試食の鬼の息子を制止ながら歩く。コロッケとメンチカツがうまい。
　午後からはドラエモン映画。かなり本格的なストーリー。一流のファンタジーになっている。過去の自分たちに戻って時間を
取り戻そうとするくだりはなかなか凄かった。悪役の描き方もかなり気合が入っている。もう２０分短くてもいいんじゃないかと思います。息子の感想は「長かった」でした。それだけか！
　夜は家飯。豚を塩茹でしてかぶりつく。塩胡椒だけのシンプルな味が楽しめる。『ハゲタカ』ラスト前。主人公の気弱な表情がとてもいい。この主演俳優の凄さは、強さと弱さを同時に表象できることなのではないかと思う。金曜日にあった裁判の判決を踏まえた展開になっていた。国営放送はかなり計算している。