Social Worker's Note

社会福祉士です。現場で感じたことや考えたことを発信します。

だから自分を信じるしかない

 昨夜6時間にわたる特集番組をダラダラとみてしまう。自己顕示欲に取り憑かれている恩師をみてせつない気持ちになる。
 とある自治体の首長が昨今のいじめについて「死んでしまえばいい」と本音を吐いているかと思うのと、国営放送ではその部下たちが、24時間体制で電話相談をやっていることをアピールしている。これが役所の実態だろうと思う。しょせんそんなものなのだ。だから自分のことは自分で信じるしかないないのだ。

 ようするに「子どもの問題」は社会にとってはどうでもいい問題なのだ。だから法律さえ変えればいいというそんな単調な議論でなってしまう。いじめの加害者には、家庭内での虐待という問題が潜んでいるわけだし、ということは家族の機能不全がいかに進んでいるかということにもつながっていく。そういう視点がない限り、一つの現象に感情的に扇動されるだけだ。

 子どもをよく知っているという知識人がよく発言したりしているが、あまり意味がないと思う。知っているということはすぐに新しい情報によって淘汰されるから。「子ども」を視点を拠点にした思考(試考)が欠如している。