核心に届かないケア
施設実習第2回。あらゆる場面が「指導」のまなざしで張り巡らされている。「生活」という雰囲気がほとんどない。これでは何も創造することはないだろうと思う。作られるのは筋肉だけだ。これが最前線の実力だろうと思う。ケアワークってなんだということを考えさせられる。
職員がみんな偉そうに「大人」を演じているのも気になった。みんな自信満々で対応している。毅然とした大人を見せることがケアワークを疎外してないだろうか。子どもたちを変える前に自分たちを見直すべきだと痛感する。公務員たちはそれを実施するにはあまりにも恵まれて過ぎている。地方公務員たちにケアワークを独占させておいてよいのだろうか。もっともっと考えながらケアワークを展開できる人がまだまだいるはすだ。
帰りの電車のなかでそんなことばかりを考えていた。
子どもたちを変えようとする前に自分たちが変わること。急がば回れ。